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2009年09月10日

さとうきび畑が教えてくれたこと

いい朝には、きまって心に思う言葉がある。

「ありがとう」

いつからだろう。
我中心で生きていた思春期に、気づいたことだった。
時期になるといつも手伝わせられる実家のサトウキビの収穫。
少年期はまだ力不足で、簡単な作業のサトウキビの収穫も、
中学生となるとナタを待ち1本のキビの根っこをめがけ、力いっぱい何度も振り下ろす作業を任される。

その重労働さといえば、筋肉痛が止まないどころか腕があがらない状態になる。
口だけで、たいした忍耐力も精神力もないくせに、ことその時期がやって来ると、言い訳を並べて家族の手伝いをせず、
勉強や部活動などの名を借りて、友達と遊びまわる日々だった。

ある日

見てしまった。

文句ひとつ弱音ひとつ吐かずに、黙々と畑に向かうおじいや父の姿を。

「自分のために誰かが頑張ってくれている」

責任から目をそむけ、筋肉痛から逃げている俺の代わりに誰かが「それ」を背負っている。



人は、お金や地位、名誉といったつまらないもののために生まれてきたわけではない。
人間とは本来持って生まれてきた優しさ、誠実さ、謙虚さ、思いやりを高め、自分を幸せにしてあげるために生まれて来ている。

その愛こそが「ありがとう」



聖書も「貧しき者は幸いなり、病める者は幸いなり」と教えてくれる。

あたりまえのことを大切に思う感謝の気持ち。




「ありがとう」はきっと「ありがとう」を運んでくる。
そういう気持ちを胸に今日も、リンリンベル・メメントモリの店頭でお客さんとの一期一会を大切に待っている。


365日、どんなときも、

人として、美しく。

さとうきび畑が教えてくれたこと


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Posted by RingRingBell&Co. at 14:47│Comments(3)日常
この記事へのコメント
私は都会のド真中生まれのド真中育ち。 畑のさとうきびは眺めたことはあっても触れたことはない。そんな私がずぅーーーーーっと子供に伝えたかったこと、脳みそに叩き込んで、身体中に流れるその血の中に入れてほしかった言葉・・・・・・・・自分の代わりに誰かが『それ』を背負っている・・・・・・・・仕事で疲れて帰宅した私の心の真中がしびれています。ありがとう。ありがとう。
Posted by 角砂糖 at 2009年09月10日 18:37
「ありがとう」は「ありがとう」を連れてくるってところ、グッときました。

オーナー様へ
いつも素敵な文章を「ありがとう」
Posted by 浩 at 2009年09月11日 01:27
すてきなトピックありがとう。

楽したいって思うこともあります。
でも「楽」って……。
そうなんです、
目標に向かって日々頑張ること。
その先に「楽」があったりすることに気がつきます。
そんなことに気づかせてくれたのが音楽です。

音楽ありがとう。
そして、すてきなトピックありがとう。
Posted by CodaCoda at 2009年09月12日 11:17
 
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